存在

こんなときだけど、夏頃の予定でイベント出演のお誘いを受けた。

久しぶりに胸がときめいた。

そして、どうしよう、と思った。

考えて考えて、考えていることを伝えつつ、ちゃんとお返事ができなかった。

その頃に世の中がどうなっているかわからない。

それまでの道のりも安全に踏む必要がある。

部屋で練習はできない。

そう考えて、私はお誘いをお断りした。

いつも心のこもったイベントをつくる方で、私は一緒にできることがとても嬉しいと感じている。

残念に思う。 

でも、私は無理はしないスタイル。

すごい人を見ると、どんなときもやらない方ではなく、どうしたらできるか、を考えているのがわかる。

私もそうありたいと思うけれど、私がときめかない過程を選んでも仕方がない。

ただでさえ日々疲れる。

せっかくだから、一人で落ち着いた時間の中で、ピアノを弾いたりひらめいてくる空想をつかみにいきたい。

発展は遅い。

でも私はただライブがやりたいわけではないから。

ライブそのものが目的ではないから。

また目の前のことを引き受けて、それだけになるのはしばらく休みたい。

いつか、誘ってくれる人がいなくなったら?

私は一人で売り込んでいけないかも。

万人受けはしない性格と作風だ。

ここが無人島でもきみはピアノを弾くか?

というような問いかけをたまにする。

答えはない。

でも、空想をやめないと思う。

何か、世界は生まれてくる気がする。

内側から。(でも同時に外側との関わりの中で。それが風や光の色など人でなくとも)

一人で部屋の壁に向かう時間は、存在しないわけではない。

こんな風に書いたことや、見えることが世界のすべてではないと思う。