音楽と言葉とまぶたの裏の世界 

Karin's Wonderlandのブログ

東京日誌 ー幼馴染みとの再会ー

関東への旅行から帰ってくると、いつも何か乗り越えたというような感覚がある。帰省と言おうか、旅行と言おうか、いつも迷う。今回は旅行なのだと出発の朝決めたので、旅行と言う。

 

いったい何を乗り越えてきたのか。感じるものはいつも、人生の儚さとか、一緒にいられる時間の短さ、大切さ、埋められない物理的な距離について。自分の決断で変えられるもの、人間の力では及ばないもの、止められなくて、巻き戻せない時間について。掴みきれなくて解き明かせない過去について、これから先の未来について。思い知らされるものは様々。

毎日泣いて苦しかったし、それだけに素晴らしい時間を過ごした。5日間が、何年かに感じた。

 

最初の夜、何年かぶりに幼馴染みに会った。私は約束事が苦手なせいもあり、こちらを発つ前日に急遽連絡をしたが、嬉しいことに都合をつけてくれた。

私もお土産を渡したけど、彼女は気を利かせて誕生日プレゼントを用意してくれていた。ということは、その日買いに行ってくれたのだろう。どうもありがとう。

幼馴染みは、以前は私に、いつまでふらふらしているの、と言っていた。私はそれについては少しひやひやして、また言われちゃうかな、と思ったけれど、今回はそう言われなかった。

私の選択が彼女にとっては不思議なように、彼女の選択が私にとっては未知だ。

でも多分、その夜久しぶりに話して、何だか、重ねた年齢と苦労によって、お互いに、お互いのまったく違う人生に敬意を示せるようになったような気が、私の中ではした。

まったく違うそれぞれの選択によって、遠く離れて今はほとんど会うこともないけれども。彼女の中に、私がいるのだと思うと、私はなんて幸せものなんだろうな、と思った。

アクションを起こしたら、起こさなかったらなかった出来事が起こるのだ。その結果起きたことがいいことか悪いことかは、自分で決めることだ。私はピンときた時にはそちら側を見に行きたい。そしてその夜、私はそうしてよかったと思った。何か、励まされるような気持ちがした。幼馴染みに会えたことに、心から感謝をした。

 

反対方向の電車を待った。彼女が乗る方は混んでいた。私の故郷は、東京への通勤圏内にある。朝と夜の電車は混み合う。

東京方面の電車が先に到着した。姿が見えなくなるまで手を振った。元気でね。みんなもあなたも。

 

浅草の地上に出ると、夜の六区ブロードウェイ通りが明るく賑やかに迎えてくれた。人気もまだある。暑くはない。もちろん寒くはない。

 

 

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東京に帰ってきた時、誰かと別れて歩き始める時にとても切ない。だけど、夜の街はまだ元気だよ。さあ、ずいぶんと自由だね!どこへ行こうか。私は気ままな人物になったつもりで歩き始めた。

 

 

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つづく