音楽と言葉とまぶたの裏の世界 

Karin's Wonderlandのブログ

『思い出の瞳』

 私の好きな曲のひとつに、Date of Birthの『思い出の瞳』という曲がある。『扉を開けて』(原作:新井素子さん)というSFアニメのエンディング。

  

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 昔、ケーブルテレビを朝から晩まで観ていて、その頃に出逢った。気になったものはとりあえずビデオ録画をしていたのが幸いして、巻き戻して曲名とアーティスト名をメモすることができた。お店には並んでいなさそうだったので、注文をした。

 子どもの頃から10代の頃に私が好きになる曲はたいてい、売り場にもレンタルショップにもなかった。三流のミュージカルアニメの曲を熱烈に好きになっても、サントラ自体販売されていなかったりとか。

 音楽に対して今よりずっと敏感だった。お店や車のラジオで、不意に耳に入ってピン!と来ても、情報をつかみ損ねたら二度と出逢えないというがっかりな経験をたくさんした。

 そんなふうに、日頃からいつも何かをキャッチしようとして、ハラハラしていた。今思えば、その一曲にたどり着く苦労も楽しかったかもしれないし、よく耳をすませていた。毎日家に一人でいたので、友人からの新鮮な情報もない代わりに、合わせる必要もなかった。

 その頃のたくさんの未練を、もう忘れてしまった。一曲に執着できるだけの時間が私にはあった。音楽に対する執着も、好奇心も、きっと今よりずっとあった。心の底からわくわくしたかった。音楽を聴けばわくわくできたから。

 

 この曲はその後にドラマの主題歌にもなったと書いてあった。それは、観たことがない。私は「80年代のSFアニメ」の世界の空気が漂ってる感じがするけど。歌詞がとても好き。この曲とこの歌詞だから好き。